いざキャンプをするとなると、大体メインの交通手段は車になると思います。しかし、免許を持っていなかったり、デイキャンプだとお酒が飲めなかったりと、車移動だとなにかと不便なシチュエーションもあるでしょう。
そんなときにオススメなのが「電車」での移動です。
この記事では、電車でキャンプをするメリット・デメリットや注意点、東京都内の電車で行けるオススメのキャンプ場を紹介します。
東京都内やその付近に住んでいるキャンパーさんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
電車でキャンプをするメリット・デメリット
まず、電車でキャンプ場に向かうことのメリット・デメリットをみていきましょう。
電車移動なら、免許や車を持っていなくても気軽にキャンプできるのがメリットです。そして、電車でキャンプ場へ向かえば、渋滞やガソリン補給などの煩わしいストレスから開放されます。また、確率的には少ないかもしれませんが、交通事故のリスクもなくすことができるでしょう。加えて、帰り際のことを考えてお酒を我慢する必要がなくなる点も、電車移動のメリットとして挙げることができます。
その一方で電車移動のデメリットとしては、キャリーカートやリュックを持って移動するため、どうしても荷物が限られてしまう点です。また、車と違って、電車は移動の自由度が低くなって行動範囲が狭まる点もデメリットとして挙げられます。あとは、人身事故をはじめとする電車トラブルに巻き込まれると、リカバリーしにくいため要注意です。
- 免許や車がなくてもキャンプを楽しむことができる
- 車でのストレスがなくなる
- 気にせずお酒を飲める
- 荷物が制限される
- 行動範囲が狭まる
- 人身事故などで予定より遅れる
電車でキャンプをする際にあらかじめ調べておきたいこと
電車でキャンプをする際、事前に知っておきたいことも紹介します。
電車でのキャンプは荷物が限られるので、レンタルで対応するのもいいと思います。そのため、事前にキャンプ用品のレンタルサービスがあるかどうかを確認しておくと、より快適に過ごすことができます。忘れ物をした際にもレンタルでカバーできるので、ぜひチェックしておきましょう。
電車でキャンプをするときにオススメの荷物の運び方についても解説しています。こちらの記事も参考にしてみてください!
また、キャンプ場周辺にスーパーやホームセンターなどの施設があるかどうかの確認も重要です。もし最寄駅の近くになければ、買い物ができる施設のある駅で途中下車して、先に買い出しを済ませるようにしましょう。
「毎日お風呂に入らないと気が済まない!」というキャンパーさんは、キャンプ場内にシャワーや風呂があるかどうかも要チェックです。ない場合はキャンプ場の周辺に銭湯や温泉があるかどうかを確認しておくことをオススメします。
- キャンプ用品のレンタルがあるか
- 買い出しをする施設が近くにあるか
- シャワーやお風呂がキャンプ場内、もしくは入浴施設が周辺にあるか
東京の電車で行けるキャンプ場3選
電車でキャンプをする魅力や注意点を紹介しました。ここからは上記の確認事項と一緒に、東京都内から電車で行けるキャンプ場を3つ紹介します。
ぜひ、電車でキャンプをする際の参考にしてみてくださいね。
平和島公園キャンプ場(東京都大田区)
都心から約1時間で行ける「平和島公園キャンプ場」は、とても電車でのアクセスがいいオススメのキャンプ場です。京急線「平和島駅」から徒歩10分ほどの場所に位置しているので、キャンプの荷物を持ちながら移動できる範囲内でしょう。
キャンプ場内にシャワーや売店はありませんが、キャンプ場のすぐ近くに「業務スーパー」や「ドン・キホーテ」、「スーパー銭湯」などが入っている商業施設があります。そのため、食材の買い出しやお風呂を済ませることができます。また、近くに「ローソン」もあるので、ちょっとした買い出しができる点も魅力的です。
また、利用料金もリーズナブルで気軽に使いやすいのもオススメできるポイントです。加えて、大田区民なら利用料金がさらに安くなります。
・利用料金
A・B区画 | C区画 | |
区内利用者 | 1000円 | 800円 |
区外利用者 | 1200円 | 960円 |
・利用時間
日中 | 10:00〜16:00 |
夜間 | 17:00〜翌日9:00 |
ただし、「平和島公園キャンプ場」は太田区が運営しているキャンプ場のため、予約方法が複雑な点は要注意です。
「うぐいすネット」というシステムに事前登録しないといけないので、予約を検討しているキャンパーさんは事前にHPを確認しておきましょう。
川井キャンプ場(東京都西多摩郡)
次に紹介するのは、都心から1時間40分ほどで行くことができる「川井キャンプ場」です。最寄駅の「川井駅」からは徒歩7分と、比較的近くに位置しているので移動が楽ちんです。
調理器具やBBQセットなどのレンタルにも対応しています。ただし、キャンプ用品の貸し出しはなさそうなので、持参する必要があります。
また、受付には売店もあり、飲み物やお菓子、薪・炭などが売っています。食材に関しては、近くにスーパーやコンビニがないため、事前に買い出しをしておくのがオススメです。
キャンプ場から歩いて行ける範囲に入浴施設はありませんが、シャワー室がキャンプ場内に設置されているので使うようにしましょう。
・利用料金
河原フリーサイト | 1500円/1名(GW・夏休み2000円/1名) |
・利用時間
利用時間 | 8:30〜翌日12:00 |
最終受付 | 16:00 |
利用料金については、デイキャンプ利用や宿泊プランによって変わるので、詳しくはHPの利用料金ページをご覧ください。また、予約はネットでできます。川井キャンプ場の予約ページはこちら。
河原のフリーサイトでは直火OKなので、ぜひ焚き火も楽しんでください!
氷川キャンプ場(東京都西多摩郡)
先ほど紹介した川井キャンプ場のさらに奥に位置する「氷川キャンプ場」も、都心から約2時間ほどでキャンプを楽しむことができます。電車の乗車時間は長めですが、「奥多摩駅」から徒歩5分ほどで行けるアクセスのよさは魅力的です。
また、キャンプ場内にはシャワー室があることに加えて、キャンプ場から約500m先には温泉もあります。
基本的には、川井キャンプ場と同様に料理器具やBBQセットなどのレンタルがありますが、宿泊であればテントなどのギアは持参する必要があります。売店には薪や食料品、お酒、調味料類なども売っているようです。さらに、徒歩圏内にコンビニや精肉店、青果店などもあるので、そちらで食料を調達するのもアリだと思います。
荷物が少なくて済むので、食料を現地調達できるのはありがたいですね!
・利用料金
テント持参 | 1500円/1名(GW・夏季 2000円/1名) |
・利用時間
利用時間 | 8:30〜翌日12:00 |
最終受付 | 16:00 |
フリーサイト以外にもロッジやバンガロー、デイキャンプなどのプランもあるので公式ページで確認してみてくださいね。また、サイトの予約はネットでできます。氷川キャンプ場の予約ページはこちら。
まとめ
電車でキャンプをする魅力や注意点、そして東京都内の電車で行けるキャンプ場を3つ紹介しました。いかがだったでしょうか。
結論、車や免許がなくてもキャンプは楽しめます!
- 平和島公園キャンプ場(東京都大田区)
- 川井キャンプ場(東京都西多摩郡)
- 氷川キャンプ場(東京都西多摩郡)
「平和島公園キャンプ場」は都心から1時間以内で行けるアクセスのよさが魅力的ですし、「川井キャンプ場」や「氷川キャンプ場」は都会では考えられないほど自然に囲まれているのがオススメのポイントです。
ふとキャンプに行きたくなったら、電車でぶらりと向かうのもまた一興かもしれませんね。ぜひ、この記事を参考にして電車でのキャンプを楽しんでください。