「キャンプの初期費用はいくら?」キャンパー300名に聞いた

最近はキャンプブームが盛り上がっており、「キャンプを始めてみたい!」と意気込む人も多いと思います。そこで一番気になるのが、「キャンプにかかる初期費用はどれくらいかかるの?」ということではないでしょうか。

よう。

この記事では、キャンプにかかる初期費用の内訳や安く済ませるコツについて解説しています。

また、Twitterで実施したキャンプの初期費用についてのアンケートでは、300名以上のキャンパーに協力していただきました。これからキャンプを始めたいと思っている人は、ぜひ「生の声」も参考にしてみてくださいね。

この記事を読んで分かること
  • 300名以上のキャンパーに聞いたキャンプの初期費用
  • キャンプの初期費用の内訳
  • キャンプの初期費用を安く抑えるコツ
  • キャンプで初期費用以外に毎回かかる費用
目次

310名のキャンパーに聞いた! キャンプの初期費用はいくらかかる?

キャンプでかかった初期費用についてのアンケートをTwitterで実施しました。じつに310名のキャンパーから回答があり、その結果を紹介します。

キャンパー310名の初期費用のアンケート結果
https://x.com/yooooooooo_camp/status/1631238800260345859

310名のキャンパーに聞いた「キャンプにかかった初期費用」は、10万円以上が一番票を集めました。とはいえ、かなりバラけたので、非常に面白い結果を得ることができました。

よう。

こんなに接戦になるとは思っていなかったので驚きました……!

310名のキャンパーに聞いた結果、キャンプをはじめるには最低でも5万円以上はかかりそうなことが分かりました。

リプライをくれたキャンパーの中には、初期費用を1万円以内で収めた人や、反対に100万円以上かかったという人もいて、「本当に様々なスタイルがあるのだな」と思いました。

また、ファミリーなのかソロなのかなど、キャンプを始める条件によっても金額は変わってくるようです。

ソロキャンプであれば小さいテントで済むため費用が抑えられますが、家族で泊まるとなると大きめのテントを用意することになります。先述したとおり、ファミリーテントはどうしても金額が高い傾向にあるので、初期費用がかさみがちです。

キャンプにかかる初期費用の内訳

よう。

僕がキャンプをはじめるにあたって、実際にかかった初期費用の内訳を紹介します。ザックリとした金額ですが、参考になれば幸いです。

キャンプギア金額
テント30,000円
コット15,000円
マット3,000円
チェア4,000円
シュラフ4,000円
ランタン3,000円
ミニテーブル2,000円
キャンプナイフ2,000円
シングルバーナー5,000円
クーラーボックス3,000円
クッカー・カトラリーセット4,000円
その他5,000円
合計80,000円

キャンプをはじめるときの初期費用で、一番大きい割合を占めるのが「テント」です。あくまでも目安ですが、安いテントだと1万円くらい、スノーピークなどの有名メーカーだと10万円を超えるテントもあります。ファミリーテントなどの大きいサイズも、値段が高くなる傾向にあります。

また、テント以外のキャンプギアも全て有名なメーカーで揃えるとなると、10万円以上かかってしまうでしょう。例えば、Helinox(ヘリノックス)というメーカーのキャンプチェアは1万円以上します。

よう。

チェアだけで1万円以上となると、なかなかキャンプをはじめるハードルが高くなりますよね……。

そのため、自分のなかであらかじめ予算を決めて、その範囲内でキャンプギアを揃えることをオススメします。

最低限揃えておきたいキャンプギア・あると便利なキャンプギアを紹介

持っておきたい便利なキャンプギア

キャンプの初期費用がいくらかかるのかについては、だいたいイメージがついたかと思います。しかし、「じゃあ何を買えばいいの?」という疑問が次に浮かんできたのではないでしょうか。

キャンプをするにあたって必要なキャンプ用品は、テント以外にもたくさんあります。そのなかでも最低限揃えておきたいキャンプギアをご紹介します。

よう。

これらのギアが揃っていれば、ひとまずキャンプはできるでしょう。

最低限揃えておきたいキャンプギア
  • テント
  • チェア
  • バーナー
  • シュラフ
  • マット or コット
  • ランタン
  • ミニテーブル
  • クッカー・カトラリーセット
  • キャンプナイフ
  • クーラーボックス

「それぞれどのような用途で使うのか」「どれがオススメなのか」などの詳しい内容は、別の記事でも解説しています。ぜひ、こちらも参考にしてみてください。

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最低装備が揃ったところで、次はあると便利なキャンプギアも紹介します。挙げるとキリがないですが、最低限揃えておきたいギアを買い集めた後に購入を検討してみてはいかがでしょうか。どれも買って損することはないと思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

よう。

徐々に買い足していくことで、自分のキャンプサイトが豪華になって楽しくなってきますよ。

あると便利なキャンプギア
  • タープ
  • 焚き火台
  • シェラカップ
  • スキレット
  • メスティン
  • ホットサンドメーカー
  • 2つ目のランタン or ヘッドライト
  • ハンギングラック
  • ペグ & ハンマー

キャンプの初期費用を安く済ませるコツ

レンタルのキャンプ用品

僕が実際にかかった初期費用やほかのキャンパーさんの回答を見ていただくと、キャンプを始めるには10万円くらいの予算を確保する必要があることが分かりました。

けっして安い金額ではないので、「キャンプを始めるハードルが高い……」と心が折れかけてしまった人もいるのではないでしょうか。しかし、工夫次第ではそこまで費用をかけずにキャンプを始めることは可能です。

よう。

そこで、キャンプの初期費用を安く済ませる方法について解説します。

キャンプ用品にこだわらない

こだわりがなくてキャンプの初期費用を安く済ませたい人は、Amazonや楽天で売っている安いキャンプギアもチェックしてみてはいかがでしょうか。スノーピークなどの有名ブランドや高品質なキャンプギアを揃えるとなると、どうしても費用がかかってしまいます。

ただし、なかにはすぐ壊れてしまうような粗悪品も存在しているので要注意です。

よう。

「安物買いの銭失い」にならないように、レビューやクチコミも参考にして購入を検討してくださいね。

「どうしてもこれじゃなきゃやだ!」というこだわりがなければ、まずはお試し感覚で低価格のキャンプギアを検討してみるのも選択肢の1つだと思います。もしキャンプにハマって、ギアが壊れたり使えなくなったりしたら、アップグレードするのがオススメです。

中古のキャンプ用品を使う

中古のキャンプ用品で済ませることでも、キャンプの初期費用も安く抑えられます。

品揃えは店舗によって異なりますが、リサイクルショップを探せばキャンプ用品が売っているかもしれません。また、メルカリやヤフオク、ジモティーなどのフリマサイトを活用するのもアリだと思います。もしくは、キャンプをしなくなった知り合いにキャンプ用品を譲ってもらったり、安く売ってもらったりするのも手です。

よう。

中古品を使うのに抵抗がなく、初期費用を安く済ませたい人は検討してみてください。

レンタルサービスを活用する

キャンプ場のなかには、キャンプ用品のレンタルサービスをしているところもあります。「初期費用をかけずにキャンプをしたい!」と思っている人は、まずレンタルで試すのも手です。

例えば、チェアだけ自分で買っておいて、テントやタープをレンタルで済ませれば、そこまで初期費用がかからずにキャンプをはじめることができます。

キャンプギアを一式揃えたはいいものの、あんまりハマらなかったらもったいないので、まずはレンタルでキャンプをしてみて楽しかったら買い集めるのがいいと思います。

よう。

徐々にキャンプギアを買い足して、自分のサイトがどんどんグレードアップする様子を楽しむのも素敵だと思います!

キャンプスターターセットを購入する

必要なキャンプギアがセットになっている「キャンプスターターセット」は、1つずつ買うよりもお得に買うことができます。

スターターセットは、必要なキャンプギアが一式揃っているので、選ぶ手間を省くことができるメリットがあります。キャンプ初心者をメインターゲットにしている商品なので、設営や持ち運びも楽な設計になっている点も魅力的です。

よう。

「とりあえず必要最低限のキャンプギアをコスパ良く買いたい」という場合は、スターターセットも選択肢に入れておいて損はないと思います!

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初期費用以外で毎回キャンプにかかる費用

キャンプの食材

ここまでは、キャンプにかかる初期費用について解説しました。しかし、初期費用以外にもキャンプをするにあたって毎回かかる費用があります。「一通りキャンプギアを揃えたから準備万端! あとは楽しむだけ!」となる気持ちは分かりますが、次に紹介する項目も頭に入れておきましょう。

よう。

僕の場合、1回キャンプをするのに10,000〜15,000円かかっています。

キャンプ場の利用料

無料で利用できるキャンプサイトもありますが、ほとんどのキャンプ場は利用料を払う必要があります。

1人あたり1,000〜3,000円がキャンプ場の料金の相場のようです。また、利用料に加えて車やバイクの駐車代やゴミの処理代がかかるキャンプ場もあります。

交通費

自宅から徒歩で行ける距離にキャンプ場がある場合を除いたら、基本的にキャンプ場へ行くための交通費が毎回かかります。

電車やバスなどの運賃、車ならガソリン代や高速代が発生します。また、車を持っていない場合は、レンタカー代も毎回費用に上乗せされます。

複数人でキャンプをするのであれば、人数で交通費を割って負担を減らすことができます。しかし、ソロキャンプだと自分が全て交通費を負担することになるので、意外と費用がかさむかもしれません。

食費

キャンプをしにきたら食事も楽しむかと思いますが、その際に発生する費用が食費です。

キャンプ飯を作るときの食材やお酒などを買う費用が毎回かかってきます。ただ、カップラーメンやレトルト品で済ませたり、自宅から食材を持っていったりすることで、食費を節約することができます。

その他の諸費用

薪や炭などの燃料、ゴミ袋、ウェットティッシュ、割り箸、アルミホイル、紙皿や紙コップなどの使い捨て容器など、細々とした諸費用も必要に応じて発生します。

特にこだわりがなければ、こうした細々としたものはだいたい100円ショップで手に入れることができます。キャンプの前日やキャンプ場に着く前に準備しておきましょう。

まとめ

僕が実際にキャンプをはじめるときにかかった費用の内訳や300名以上のキャンパーの意見をもとに、キャンプの初期費用に関する疑問について解説しました。いかがだったでしょうか。

予算感としては10万円でみておけば、まず問題なく一通りのキャンプギアは揃うでしょう。また、そこまでお金が出せなくても、レンタルなどを活用して少額でキャンプをはじめることは充分に可能です。まずは全てレンタル品で済ませてみて、キャンプにハマりそうなら少しずつギアを揃えていくのがオススメです。

よう。

「初期費用かかってハードルが高い」と諦めてしまわずに、まずはお試しでキャンプに挑戦していただけると嬉しい限りです。

あと、一度キャンプギアを揃えてしまえば、基本的には交通費・食費・キャンプ場の利用料金くらいしか費用がかからないので、そこまで毎回の大きな出費にはなりません。

よう。

むしろ、キャンプはコスパの良い趣味です!

個人的に、キャンプは金額以上にやる価値があったアクティビティだと思っています。今では月に1回キャンプをするほど好きで、ほかの人には自信を持って趣味と言えるようになりました。

少しでも多くの人にキャンプの魅力を知ってもらうために、この記事が参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

1996年生まれ。都内IT企業に勤務の会社員。2021年から本格的にキャンプを始めて、オンシーズンは月に1回のペースでキャンプをしている。地元でキャンプ場を作るのが将来の目標。趣味は旅行・音楽・グルメ・サウナ・ウイスキーなど。

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