自然に囲まれながら、楽しい時間を過ごすことができるキャンプ。しかし、面倒ごととして避けて通れないのが「洗い物」です。キャンプ飯をたらふく食べて幸せに包まれている中、立ちはだかる片付けという作業。100人中99人が「嫌い」と答えるでしょう。
洗い物ほど面倒だと思うことはないですよね……
洗い物をいかに早く終わらせるかで、キャンプの満足度が変わるといっても過言ではありません。この記事では、キャンプでの洗い物に役立つ便利アイテム、楽に済ませるコツや注意点を解説します。
ちょっとした工夫で片付けの手間を減らして、キャンプをより充実したものにしましょう。
- キャンプでの洗い物に役立つ便利アイテム
- キャンプでの洗い物を楽に済ませるコツ
- キャンプで洗い物をする際の注意点
キャンプでの洗い物に役立つ便利アイテム
キャンプでの洗い物に役立つ便利アイテムを紹介します。洗い物をスムーズに済ませるために、どのアイテムも持っておいて損はないと自信を持ってオススメできます。
100均やスーパーで手軽に手に入るので、ぜひ用意しておきましょう!
スポンジ&洗剤
キャンプ場の炊事場に置いていないことが多いので、スポンジと洗剤は持参しておきましょう。キャンプ用の洗い物セットがあると、持ち運びが楽でより便利です。また、キャンプギアの1つとして、持っておいて損はないと思います。
スポンジ&洗剤は洗い物に必須アイテムです。
金属たわし
スポンジで頑固な汚れを落とすのは一苦労。金属たわしは、食器や調理器具にこびりついた焦げや油汚れを落とすのに活躍します。また、焚き火台の焦げや煤も洗うことができます。ただし、強い力でこすりすぎるとキャンプ道具に傷がついてしまうので要注意です。
スポンジと上手く使い分けましょう。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュは、洗い物をはじめとする様々なキャンプシーンで重宝します。ご飯を食べ終えたら、ササっとウェットティッシュでお皿の汚れを拭けば、洗い物の時間を短縮できるでしょう。また、「キャンプ場に水道がない」という事態が起きたとしても、水なしで洗い物を済ませられます。さらに、 ウェットティッシュは撤収時にキャンプ用品の汚れを拭くのにも使えるので、持ってきておいて損はありません。
水を使わないのが楽チン!
カゴ・コンテナ
キャンプ飯を作るとき、多くの食器や調理器具を使います。たくさんの洗い物を炊事場まで運ぶのは大変ですよね。カゴやコンテナがあると、まとめて持ち運べるので効率よく洗い物を終わらせることができます。また、キャンプ用品の収納にも使えるので、使い勝手がいいアイテムです。
折りたたみ式なら場所を取らない!
ドライネット
洗った食器を乾かすのに役立つドライネット。メッシュ素材の水切りネットは、軽くて持ち運びが楽なことに加え、風通しも良いので乾燥も早いというメリットがあります。使わないときは折り畳めるので、キャンプサイトの場所も取りません。
かさばらないのはありがたいですね。
ウォータージャグ
自分のサイトから炊事場まで何度も水を汲んだり、移動したりするのは大変ですよね。あらかじめウォータージャグに水を貯めておけば、そんなお悩みとはおさらばできます。洗い物以外に、飲料用や調理用の水としても使用できるため、キャンプで活躍すること間違いなしです。
ウォータージャグで水を常に確保しておきましょう。
ゴム手袋
キャンプでの洗い物が憂鬱な理由の1つに、「水が冷たい」ということが挙げられます。そんなキャンプ場の冷たい水から守ってくれるのがゴム手袋。また、油汚れで手がベタベタになるのも防いでくれますし、洗い物による手荒れからも守ってくれます。
特に冬場の洗い物は地獄なので、ゴム手袋は必須アイテムです。
キャンプでの洗い物を楽に済ませるコツ
上記で紹介した便利アイテムを活用して、キャンプでの洗い物を楽に済ませるコツを紹介します。キャンプ初心者から経験者まで1つは参考になると思うので、ぜひ実践してみてください。
キャンプの洗い物をどうするか問題はこれで解決!
食器を洗う前に汚れを落とす
洗う前にウェットティッシュやキッチンペーパーで汚れを拭き取るだけでも、キャンプでの洗い物はだいぶ楽になるでしょう。特に油汚れは放置すると取りにくくなるため、先に拭いておくことで時短につながります。
カゴやコンテナで洗い物を持ち運ぶ
キャンプ飯を作った後に出てくる、たくさんの食器や調理器具。これらを持ち運ぶとき、両手が塞がって大変ですよね。そんなとき、カゴやコンテナが洗い物シーンで大活躍します。カゴやコンテナに汚れた食器や調理器具を入れれば、一度に運ぶことができるので、効率的に洗い物ができます。
使い捨ての食器を使う
キャンプの食器にこだわりがなければ、いっそのこと使い捨ての紙皿や紙コップなどを使ってみてはいかがでしょうか。使い終わったら捨てるだけなので、洗い物をやりたくない人にオススメです。最近では、環境に優しい商品やデザインがオシャレな商品も販売されており、使い勝手がよくなっています。
洗い物が少ないレシピを作る
キャンプ飯を作る際に一工夫を取り入れることで、洗い物を楽に終わらせることができます。例えば、スキレットやダッチオーブンで料理が完結するレシピを作れば、そのまま食卓に出せるので調理器具の洗い物が減ります。また、あらかじめ自宅で食材の下準備をしておいたり、カット済みの食材を買ったりすることで、包丁やまな板を使わなくて済むのでオススメです。
持ち帰って家で洗う
最終手段ですが、キャンプを楽しみすぎて片付けの時間がなかったり、どうしても洗い物がめんどくさかったりしたときは、いったん家に持ち帰ってから洗い物をするのも手です。汚れた食器を持ち帰るときは、ウェットティッシュやキッチンペーパーで軽く汚れを拭いて、ビニール袋やコンテナに入れて密閉しておくことで、汚れや匂いがほかのキャンプ用品につかずに済みます。
キャンプで洗い物をする際の注意点
キャンプで洗い物をする際、炊事場での注意点やマナーを解説します。特にキャンプマナーは、キャンパー同士が心地よく共用施設を使うためにも、ぜひ知っておいてください。
洗い物以外のキャンプマナーも解説しているので、こちらも目を通してもらえると嬉しいです。
油を水道に流さない
キャンプ飯を作った後、食器や調理器具についた油をそのまま水道に流すと、排水管の詰まりや環境汚染の原因になります。キャンプ場を綺麗に使うという意味でも、必ず守りましょう。油汚れは洗う前に紙や布で拭き取っておくと、洗い物がスムーズに進みます。
生ゴミや食べ残しを流しに捨てない
生ゴミや食べ残しをそのまま炊事場の排水口に流すと、詰まってしまいます。他のキャンパーも使えなくなってしまうので、生ゴミや食べ残しは自分のゴミとして適切に処分しましょう。
炊事場を独占しない
キャンプ場では、多くのキャンパーが炊事場を使います。長時間炊事場を使ったり、友人や家族で一緒に喋りながら占領したりするのは、マナー違反なので控えましょう。
洗剤を地面に捨てない
主に自分のサイト内で洗い物をするシチュエーションで注意したいのが、洗剤を地面に捨てないということです。洗剤を使った水は、必ず炊事場の排水口に流しましょう。キャンプ場の芝や地面の質の悪化につながり、迷惑がかかってしまうので、自然への配慮を忘れないでください。
洗い物の道具は清潔に保つ
スポンジやタオルは、洗い物が終わったら乾燥させて清潔に保つことが大事です。濡れたまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなるので、「吊るして乾かす」「使い捨てのものを使用する」などの工夫をしましょう。
まとめ
キャンプでの洗い物を楽に済ませるコツや役立つ便利アイテムを解説しました。キャンプでの洗い物に関するお悩み、解決できましたか?
面倒な洗い物はできるだけ効率的に終わらせて、より長い時間キャンプを楽しみましょう!
- 食器を洗う前に汚れを落とす
- カゴやコンテナで洗い物を持ち運ぶ
- 使い捨ての食器を使う
- 洗い物が少ないレシピを作る
- 持ち帰って家で洗う
また、洗い物のときに気をつけたいことも紹介したので、ぜひ1人でも多くのキャンパーに守ってほしいと思っています。キャンプ場は大切に使うことを心がけましょう。
- 油を水道に流さない
- 生ゴミや食べ残しを流しに捨てない
- 炊事場を独占しない
- 洗剤を地面に捨てない
- 洗い物の道具は清潔に保つ
この記事を読んだあなたは、キャンプで洗い物をどうするか問題とはバイバイです。ぜひ快適なキャンプライフをお過ごしください!
「キャンプしよっ!」では、ほかにもキャンプに関する情報発信をしているので、ぜひ覗いてみてください。