「せっかくキャンプをするなら快適な時期がいい!」そう思う人は多いでしょう。実際のところ、キャンプをするタイミングによって、過ごしやすさや楽しさは変わってきます。
この記事では、キャンプをするのにオススメな時期とキャンプに向いていない時期を紹介します。キャンプに適した時期をしっかりと知って、キャンプを楽しんでもらえれば幸いです。また、キャンプの魅力と注意点を季節別に解説しているので、キャンプの予定を立てる際の参考にしてみてください!
僕自身、全ての季節でキャンプを経験してきたので、その実体験をもとに解説していきます!
- キャンプをするのにオススメの時期
- キャンプに向いていない時期
- 春夏秋冬それぞれのキャンプの魅力と注意点
キャンプの時期はいつがオススメ? 初心者がキャンプを始めるベストタイミングは?
結論、キャンプをする時期は「春(4〜5月)」と「秋(10〜11月)」の2シーズンがオススメです。
春・秋の時期がキャンプに向いている理由
オススメな理由は、主に「気温」と「天気」です。まず、春・秋どちらも「暑すぎず寒すぎず、ちょうど良い気温で過ごしやすい気温」というのが共通しています。日中はポカポカ・夜は涼しいため、快適にキャンプをすることができると思います。また、天気についても比較的安定している時期なので、自然の景色を存分に楽しむことができるでしょう。
あまりキャンプに慣れていない初心者は、ストレス少なくキャンプができる春・秋に予定を立ててみてはいかがでしょうか。
極端な暑さ・寒さ対策が不要で少ない荷物でキャンプできる理由から、キャンプ経験者にも春・秋はオススメできます。
初心者から経験者まで幅広くキャンプを楽しめるのが春と秋!
キャンプに向いていない時期はいつ?
反対に「梅雨」と「真夏・真冬」の時期は、キャンプに向いていません。その理由をそれぞれ解説します。
梅雨のキャンプ
梅雨時期にキャンプしにきたのはいいものの、雨が降ったり止んだり。こんなことはザラにあります。雨が降っている中での設営・撤収作業は、心が折れそうになるくらい大変です。特に、山奥のキャンプ場となると天候が変わりやすいので、急な雨に見舞われることが多々あります。また、雨雲で景色は何も見えないですし、テントの中といえど多少は濡れてしまいます。
そんな梅雨の時期にわざわざキャンプをするのは、あまりオススメできません。
真夏・真冬のキャンプ
真夏・真冬のキャンプも工夫しないと快適に過ごすのは困難なため、キャンプするのには向いていない時期に該当します。どちらの時期も気温が極端なので、準備や対策が必須です。特にキャンプ初心者にとっては、難易度が高い時期と言えるでしょう。
真夏は猛暑で何もやる気が起きませんし、当たり前ですがエアコンもないので常に汗だくです。そして、夜はまさに熱帯夜。暑さ対策をしないとテントの中がサウナ状態で、一睡もできないなんてことも……。
その一方で、真冬も極寒の中で過ごさなければいけないので、なかなかハードなキャンプになることでしょう。特に真冬の夜の冷え込みは異常で、焚き火で暖を取っていたとしても、しのげない時間帯がやってくるほどです。
真夏・真冬のキャンプは、慣れていないと体調を崩す原因にもなるので注意が必要です。
【春夏秋冬】四季それぞれのキャンプの魅力・注意点
キャンプに向いている時期・向いていない時期について解説しましたが、日本には四季があるので春夏秋冬いつキャンプをしても魅力が詰まっています。ここからは、キャンプの楽しみ方と注意点を季節別に紹介するので、参考にしてみてください。
注意点さえ押さえておけば、どの季節にキャンプしても楽しめます!
それぞれの季節の特徴やメリット・デメリットを理解して、より一層楽しくキャンプをしましょう。
春キャンプの魅力・注意点
春キャンプは、上述したように「気温がちょうど良い」のが魅力です。冬の寒さが去って日中はポカポカ、春風も心地いいので快適にキャンプすることができます。桜や新緑の豊かな自然を感じられるのも、春キャンプならではの魅力です。自然に囲まれてハイキングやピクニックをして、心身をリフレッシュしましょう。
お花見キャンプは最高です!
あとは、快適に過ごせる割にはキャンプ場の予約が取りやすいのも、春キャンプのメリットとして挙げられます。GW前までは比較的空いているので、ぜひキャンプしに足を運んでみてください。
- 暖かくて過ごしやすい
- 桜や新緑の豊かな自然
- GW前まではキャンプ場の予約が取りやすい
ただ一方で、花粉症の人にとって、春キャンプは快適とは言えないかもしれません。春は花粉が最も飛散している季節なので、しっかりと対策をしてキャンプに臨みましょう。あと、日中は暖かいとはいえ、夜中や早朝は冷え込むことがあります。真冬ほどではないですが、防寒対策もしておくことをおすすめします。
- 花粉症
- 寒暖差
夏キャンプの魅力・注意点
水辺でのアクティビティができるのは、夏キャンプならではの楽しみ方です。川で釣りや水遊びをしたり、湖でカヌー・カヤック・SUPをしたりできるのは、夏キャンプの醍醐味と言えるでしょう。また、日照時間が長いので、思いっきりアクティビティを満喫することができます。そして、夜は花火をしたり、星空を眺めて夏の大三角形を探したりして、夏を感じれば「夏にするキャンプも悪くない」と思えるはずです。
- 水辺のアクティビティ
- 夜の花火や天体観測
- 日照時間が長い
しかし一方で、夏キャンプで気をつけたいこともいくつかあります。まず、夏のキャンプはとにかく暑いので、熱中症対策は必ずおこなってください。「こまめに水分補給する」「タープで日陰をつくる」「涼しい格好で過ごす」などを徹底しましょう。
僕の初キャンプは真夏でした。当時は大した知識がなかったので、汗だくで一睡もできませんでした……
また、夏は蚊やブヨなどの虫が最も発生する時期です。虫除けスプレーや蚊取り線香などの虫対策は必須なので、ぜひ覚えておいてください。あとは、水辺でのアクティビティをする際は、水難に遭わないよう十分に注意を払ってください。特に子どもが遊んでいるとき、保護者は目を離さないようにしてください。加えて、夏キャンプで料理をする際は、クーラーボックスで食材の鮮度を保つようにしましょう。暑いと食材が痛みやすく食中毒のリスクにもなり得るので、食材管理は徹底してください。
- 暑さ対策
- 虫対策
- 食材の管理
- 水難
秋キャンプの魅力・注意点
秋キャンプの魅力としては、春キャンプと同様に気温がちょうど良くて過ごしやすい点が挙げられます。夏の暑さが和らいで、涼しさが心地いい時期です。また、秋キャンプで秋の味覚を堪能するのもオススメです。秋鮭・さつまいも・きのこなど、秋の味覚を詰め込んだ料理を作ってみてはいかがでしょうか。
秋が旬の食材で作るキャンプ飯が最高に美味しいです!
さらに、紅葉が美しくて素敵な雰囲気を演出してくれるので、秋にキャンプをした際は景色も楽しんでくださいね。フォトジェニックな写真もたくさん撮れると思うので、ぜひ記録として残しておきましょう。
- 涼しくて過ごしやすい
- 秋の味覚
- 紅葉が綺麗
秋キャンプは、夜が冷え込むので要注意です。特に標高の高いキャンプ場だと、夜はかなり気温が下がるので、防寒対策を怠らないようにしましょう。また、野生動物にキャンプギアや食料を荒らされることがあります。食べ物や食材を外に放置しないで、きちんと処理することが野生動物の対策につながります。加えて、秋キャンプはハイシーズンということもあり、多くの人がキャンプをしに外へ出かけます。人気のキャンプ場は予約がすぐに埋まってしまうので、早めに予定を立てましょう。
- 夜が冷え込む
- 野生動物
- キャンプ場の予約が取りにくい
冬キャンプの魅力・注意点
冬キャンプは、静寂や雪景色などの雰囲気を楽しみましょう。冬のキャンプでは、静寂に包まれた独特な雰囲気を感じることができます。また、雪中キャンプの雰囲気は、他の季節と比べても素晴らしいものです。雪景色に囲まれてキャンプする経験は、冬にしか味わえません。
また、焚き火や温かい料理で暖をとるという行為自体が、冬キャンプの魅力です。寒い中、鍋料理やスープを口にしたら、美味しさが倍増します。普段の食事にはない温もりを感じることができるでしょう。
体の芯から温まる感覚は、なんとも言えない幸福感を得られます。
一般的に、冬はオフシーズンと言われているので、キャンプ場の空きが多いのも冬キャンプの魅力です。ただ、準備や荷物も多くなるので、ある程度キャンプを経験している人にオススメの季節と言えます。
- 静寂や雪景色
- 暖をとる
- キャンプ場の予約が取りやすい
冬キャンプでは、極寒の中で一晩を明かさなければいけないので、寒さ対策が必須となります。冷静に考えて冬の夜に外で寝るのは中々ハードなので、防寒対策はやりすぎだと思うくらいがちょうど良いです。冗談抜きで甘くみていると命を落とす危険もあるので、温かい状態を保つようにしてください。ストーブや焚き火で暖をとる際は、十分な量の薪や燃料の確保もしておきましょう。
あとは日照時間が短いので、設営や支度は早めに済ませましょう。17字過ぎには暗くなってくるので、計画的に行動するよう心がけてください。
- 寒さ対策
- 薪や燃料の確保
- 日照時間が短い
まとめ
キャンプにオススメの時期・向いていない時期、それぞれの理由について解説しました。いかがだったでしょうか。
- 春(4〜5月)
- 秋(10〜11月)
- 梅雨(6月)
- 真夏(8月)
- 真冬(12〜2月)
また、キャンプの魅力や楽しみ方、注意点も季節別に紹介しました。それぞれの季節の特徴を理解して、より楽しいキャンプライフを過ごしていただけると幸いです。
しっかり準備と対策をすれば、いつキャンプしても楽しめます!
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