キャンパーの聖地としても知られている有名なキャンプ場「ふもとっぱら」。キャンプをやっている人であれば、おそらく一度は耳にしたことがあるでしょう。一体なぜそんなに人気なのか、その理由が気になりますよね。
今回、ずっと訪れたかったふもとっぱらに初めて行ってきました。多くのキャンパーがオススメする理由を、キャンプ初心者なりに解説します。
この記事では、ふもとっぱらに行った感想やレビューを紹介していきます。また、予約方法やチェックインのコツも共有させていただきます。
「ふもとっぱらに行きたい・気になっている」という人は僕の感想やレビューも参考にして、120%楽しんでいただければ嬉しい限りです。
「ふもとっぱら」とは?
「ふもとっぱら」は、静岡県富士宮市の朝霧高原に位置するキャンプ場です。その名のとおり富士山の麓(ふもと)にある広大なキャンプ場で、敷地面積は東京ドーム約5個分もあると言われています。
サイトから見える富士山の景色は圧巻で、キャンパーの聖地としても有名です。ふもとっぱらは全面フリーサイトで、テントは1500張りも設営ができるにもかかわらず、週末は予約が埋まってしまうほど大人気。
アクセス
ふもとっぱらは静岡県富士宮市から30分、山梨県甲府市から1時間ほどの場所に位置しているキャンプ場です。
電車とバスを使って来場することも可能ですが、最寄りのバス停から徒歩で30分かかるので車で行くことをオススメします。
都心からは約2時間で行けるので、車でのアクセスは比較的いいと言えるでしょう。
利用料金
日帰り | 1泊 | |
小学生 | 250円 | 500円 |
中学生以上 | 500円 | 1000円 |
バイク・自転車 | 500円 | 1000円 |
普通車・軽自動車・中型車 | 1000円 | 2000円 |
大型車・キャンピングカー・トレーラー | 2000円 | 4000円 |
支払いは現金以外にも、各種クレジットカード・電子マネー・QRコード決済にも対応しています。
利用時間
チェックイン | 8:30〜17:00 |
チェックアウト | (日帰り)17:00 (1泊)翌日14:00 |
17時以降の車両の移動は禁止されているので、それまでに買い出しなどの外出は済ませておきましょう。
ふもとっぱらの予約方法
ふもとっぱらは公式HPから予約できます。キャンプサイトを予約するには、事前に「新規お客様登録」をする必要があります。
予約が開放される日までに、あらかじめ登録を済ませておきましょう。
ふもとっぱらの予約枠は、毎月1日の19時に再来月分が開放されます。例を挙げると、「4月1日の19時に6月分の予約ができるようになる」という仕組みです。
サイトが広いとはいえ、週末や連休はすぐに予約が埋まってしまうので、19時ぴったりに予約することをオススメします。19時ちょうどはアクセスが集中してしばらくサイトが動かなくなったり、強制的にログアウトされたりすることもあるので要注意です。
僕は何度か粘ったら無事に予約できたので、諦めないでリトライしてみてください。
また、3日前くらいからキャンセルが発生する傾向があるため、前日に予約ページを見ると意外と空いているという噂もあるそうです。予約開放日に取れなかったとしても、ダメ元で前日に予約サイトを覗いてみると行けちゃうかもしれません。
公式HPの予約ページにも予約の流れが詳しく記載されているので、必ず目を通すようにしましょう。
ふもとっぱらに初めて行った感想
本格的にキャンプをはじめてから「いつか、ふもとっぱらに行く!」と目標にしていたこともあり、ふもとっぱらのサイトで富士山を目にしたときは感動を覚えました。
僕が行った日は天気に恵まれていて、空を見上げると雲1つないほどの晴天で最高でした!
また、富士山が綺麗なのはもちろんのこと、無数に貼られているテントの景色も圧巻でした。360度見渡す限り、無数のテント。「こんなに広いキャンプ場はほかにないだろう」と断定できるくらいの凄まじい光景でした。
ソロからファミリーまで様々なスタイルで各々がキャンプを楽しんでおり、「キャンプはこんなに多くの人に愛されているのか」という気持ちが沸きました。
キャンパーの聖地と言われる理由が実際に行って分かりました。
絶対に一度は行きたかったキャンプ場で個人的な思い入れも強かった分、ふもとっぱらでのキャンプの体験は深く心に刻まれました。
ふもとっぱらのレビュー・気になった点
「有名で富士山の景色がいいのは分かったけど、実際に過ごしやすいの?」という疑問を持つ人もいるでしょう。ここからはキャンプ場としての利便性は実際どうなのかについて、様々な角度でレビューしていきます。
下記のふもとっぱらのMAPも参考にしながら、レビューを読んでいただけると分かりやすいかと思います。
チェックインについて
ふもとっぱらのチェックイン時間は8:30からですが、それよりも前に待機することができます。とくに週末は混雑が想定されるので、早めの時間から既に並んでいるキャンパーが多い傾向にあります。
実際に僕は土曜日の6:30頃に到着しましたが、すでに約20台の車が待機していました。
そのため、場所取りにこだわりたい人は、チェックイン時間より早く到着しておくことをオススメします。とくにグルキャンや大人数でキャンプをするときは広めにサイトを確保する必要があるので、余裕を持って行動しましょう。
6:00頃に着いておけば、待っているキャンパーはまだ少ないはずなので、ひとまず安心して場所取りできると思います。
キャンプサイトについて
僕が設営したBエリアは、だだっぴろい平面な芝生でした。ただ、前のキャンパーの車の跡なのかところどころ凸凹していたり、地中に岩があってペグが打てない場所があったりした点は気になりました。そのため、30cmの鍛造ペグとハンマーの持参をオススメします。
また、土曜日だったので予想していた通りたくさんのキャンパーがいましたが、サイトが広大なだけありって混んでいる感覚はありませんでした。フリーサイトでもほかのキャンパーとは充分に間隔を開けられたので、ストレスフリーでした。今回はグルキャンをしたのですが、ファミリーが多かった印象。
富士山の景色は、天気が良ければどこに設営しても綺麗に見えると思います。自分の前にあるテントが邪魔という感じも特にしませんでした。
夜はサイトに街灯がないため、本当に真っ暗でトイレに行った帰りに自分のサイトが分からなくなりかけました。なかには自分のテントが分かるように、灯りを目印にしているキャンパーもいました。
総じて、サイトがかなり広いこともあって混雑感や騒音は感じず、ストレスフリーに過ごすことができました。
公共設備について
公共設備も充実していたので、個人的には便利だと思いました。
マップを見ていだければ分かる通り、水場は各サイトにも設置されていて使いやすかったです。トイレはサイト内に3つありますが、遠い場所に設営してしまうと不便に感じるかもしれません。
売店の品揃えはかなり豊富でした。肉やカップラーメンなどの食品、薪や炭などのキャンプに必要なもの、ふもとっぱらオリジナルグッズやお土産などが販売されていました。
金山テラスでは食事を楽しむこともできます。地元の食材を使用したハンバーガーやスイーツなどを提供してるので、気になる人はぜひ覗いてみてくださいね。
買い出しについて
買い出しの場所については、5分ほどで行けるコンビニが最寄りです。また、30分ほど車を走らせれば、24時間営業のスーパーもあります。
僕はふもとっぱらのチェックイン前の5:30頃に買い出しを済ませて、6:30からチェックイン待ちしました。その後はキャンプ場から一切出ず、まったりキャンプを満喫しました。
車で行ける距離に24時間営業しているスーパーがあるのは助かりますね。
気温・天気について
僕が行った3月の中旬の昼間は、長袖1枚でちょうどいい気温でした。その一方で夜は冷え込んできてダウン必須。ただ、凍えるほど寒いわけではなかったので、全然対策できる範囲の気温でした。10月の頭の気温と近いイメージでしょうか。
宿泊した日は晴れていたのですが、翌日の朝は曇っていました。ただ、午前中には隠れていた太陽が出てきて、暖かくなってきました。
ふもとっぱらの気温や天気は変わりやすいので、しっかりと対策しておきましょう。
まとめ
今回はキャンパーの聖地「ふもとっぱら」に行った感想やレビュー、予約のコツやオススメのチェックイン時間などについて解説しました。いかがだったでしょうか。
- 富士山が絶景で心を奪われる
- 広すぎるサイトに圧倒される
- 公共設備が整っていて使いやすい
こんなに景色が綺麗で広大なキャンプ場は中々ないので、キャンパーの間で人気なのは頷けます。そして、サイトのエリアごとに表情も変わってくるので、何度もリピートしたくなるキャンプ場だと思いました。
結論、キャンプが好きなら一度は絶対に訪れたいキャンプ場!
ふもとっぱらの予約やチェックインにはちょっとしたコツがいるので、ぜひ本記事で紹介した内容を参考にして、ふもとっぱらでのキャンプを満喫していただければ嬉しい限りです。