【実体験】キャンプ初心者がやりがちな失敗・あるある9選

近年はコロナ禍の影響もあり、キャンプ業界が盛り上がりを見せています。キャンプブームに乗って、はじめてキャンプに挑戦したり、キャンプをしたいと思っていたりする人も多いのではないでしょうか?

たしかにキャンプは自然に囲まれて癒されたり、焚き火をしたりするといった非日常感を味わうことができ、とても楽しいアクティビティです。しかし準備や時間管理など、キャンプ中に考えることは意外と多く、慣れていないとバタバタしてミスを犯してしまうのも事実です。

この記事では、そんなキャンプ初心者がやりがちな失敗やあるあるとその対策について解説します。

よう。

実際にキャンプをはじめて1年目にやらかした僕の実体験も踏まえて紹介します。この記事を読んだあなたは、くれぐれも同じミスをしないでくださいね。

事前に起こり得る失敗をあらかじめ把握して、これからのキャンプでミスを未然に防ぎましょう。

目次

キャンプ初心者がやりがちな失敗・あるある9選

キャンプギアの忘れ物をする

散らかったキャンプ用品

「さあ、キャンプに行くぞ!」と前日に意気込んで準備をしたはいいものの、いざ到着すると何かしら忘れ物をしているというのは、初心者に限らずキャンパーあるあるですね。

テントやタープなどの大きなギアから、カトカリーやお皿などの細々したギアまで、キャンプの持ち物は多いのです。それだけ把握するのも大変なので、うっかり忘れてしまうことは充分に起き得ます。

よう。

僕もスキレットがなかったり、焚き火台を忘れたことに気づいたりと、毎回バタバタしています。

キャンプギアのチェックリストを作成して出発前に確認することで、忘れ物対策になります。あまりに持っていくギアが多ければ収納ボックスに全て詰め込んでおき、ボックスを持っていけば全て揃っている状態を作っておくのもいいかもしれませんね。

よう。

忘れたギアを何かで代用するといった臨機応変さを楽しむのもキャンプの醍醐味ですよ。

予定時刻を過ぎてキャンプ場に到着する

日が暮れた夕方

キャンプ初心者がやりがちな失敗として、「キャンプ場の到着が遅れる」ということが挙げられます。

街から離れた場所に位置していることが多いキャンプ場。ナビ通りに進んでも、山道や入り組んだ道に迷って辿り着けないこともあるかもしれません。また、キャンプの前には昼食を取ったり、食材や備品の買い出しをしたりする必要があります。こうしたキャンプ前の下準備に時間を取られて、チェックインの時間ギリギリに着くなんてことも考えられるでしょう。

よう。

ここで僕の失敗談も紹介しておきます。

「今回は設営を済ましてから買い出しをしよう」ということで、キャンプ場には無事に到着。一息ついたところで、買い物に向かおうとしました。ところが、調べてみるとキャンプ場の近くにスーパーがありません。

結局、1時間ほど離れたところにコンビニと小さな商店があったので、そこで何とか食材を調達しました。

よう。

到着時間遅れのエピソードがもう1つ。

チェックインは15時。昼食や食材の買い出しを済ませ、余裕を持った到着になるはずでした。しかし、キャンプ場に向かう途中「薪を買い忘れた!」ということに気がつきました。

キャンプ場のHPには「売店で薪は取り扱っていません」とのことだったので、買いに行くことに。キャンプ場近くのホームセンターを何件か回りましたが、どこにも薪は見つからず。

最後の手段としてダメ元でキャンプ場に電話してみると、薪を販売していただけることに。ようやくキャンプの準備が完了したものの、到着したのが18時過ぎで外はすでに真っ暗。日が落ちてから急いで設営を開始したという失敗談でした。

僕の失敗談を踏まえて、キャンプ初心者の人に伝えたいのは、「キャンプは事前準備が全て」ということです。

スーパーやホームセンターなどの周辺施設やキャンプ場についての情報は、事前に必ず確認しておきましょう。

キャンプ場に辿り着く前の準備にまで、キャンプ初心者だと気が回らないかもしれません。様々なトラブルでタイムロスをしても対処できるように、余裕のあるスケジュールを立てましょう。そのためにも、事前のリサーチが欠かせません。

テントやタープの設営に苦戦する

ヨレヨレのタープ

キャンプ場に着いて次にやることは「拠点の設営作業」ですが、キャンプ初心者がつまずくポイントでもあります。

はじめてテントやタープを設営する場合、組み立て説明書を見ながらだとしても1人でやるのはなかなか骨が折れると思います。レンタル用のテントだと、説明書が付属していないこともあります。どうしてもレンタルテントが設営できないときは、キャンプ場のスタッフに助けてもらいましょう。

また、無事に組み立てられたとしても、なんだか形が歪だったりヨレヨレだったりすることもあると思います。

よう。

せっかく設営が完成したのに、風で今にも壊れてしまいそう。最初はずっとヒヤヒヤしながらキャンプしました。

最近では、ピンと張るコツや設営方法の解説がブログやYouTubeなどにアップされている便利な時代です。キャンプ前に予習して、スムーズに設営できるよう対策しておくといいでしょう。もしくは、設営が楽なギアを購入するのも失敗しないためのポイントです。

そして一番の対策は「場数を踏んで慣れるしかない」、これに尽きます。何度か設営すれば、説明書を読まなくても組み立ての手順を覚えるようになります。自分以外のテントを使うときも、何となく構造は理解しているはずなので、難なく設営できるようになるでしょう。

よう。

慣れると設営も楽しいですよ!

火起こしができない

火がつかない炭

キャンプやBBQで慣れていないと、火を起こすのは難しいですよね。キャンプ初心者だと、「焚き火や炭の着火に苦戦する」ということが考えられます。

火が着かなかったりすぐに消えたりすると、料理が作れないので致命的です。冬キャンプだと、焚き火で暖も取れなくなるので、とてもつらい思い出になってしまうかもしれません。

よう。

僕もはじめてキャンプしたときは、全くと言っていいほど火が着きませんでした。そんな実体験を紹介します。

初キャンプなのでギアも不十分。バーナーなんて持っているはずもなく、料理ができないという事態に陥りました。「コンビニでお湯を入れてカップラーメンでも食べようか」と諦めかけましたが、隣のキャンパーさんが着火のコツを教えてくれたおかげで、何とかキャンプ飯にありつけることができました。

火起こしに慣れていない場合は、着火剤を用意しておいたり、バーナーで料理したりするといった対策をしておきましょう。

また、「細い薪から燃やす」「空気の通り道を作る」といった、火起こしのコツは調べると出てきます。キャンプ前に知識をインプットしておけば役に立ちます。

よう。

コツを調べて実践するうちに、問題なく火起こしできるようになりました。

キャンプ飯を作りすぎて残してしまう

キャンプ飯の大鍋

「キャンプ飯を作るぞ!」と意気込んで食材を調達した経験が一度はあると思います。たしかに、キャンプ飯はキャンプの醍醐味です。しかし、そこで起こるのが「キャンプ飯作りすぎ問題」です。

よう。

僕も友人とのグルキャンでは、毎回食材を買いすぎてしまいます。

各々で作りたいレシピもバラバラですし、たくさん作っても「誰かが食べるだろう」と任せっきり。結局、食材が余って持ち帰るというミスを今でもやってしまいます。

「腹八分目」という言葉があるように、欲張りすぎないことがキャンプ飯を残さないポイントですね。あとは、あらかじめキャンプ飯のレシピを決めておき、それ以外の食材は買わないように意識するのも対策になります。

よう。

まずは材料が少なくて、お手軽に作れるキャンプ飯から挑戦してみてはいかがでしょうか。

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キャンプ場の気温の変化についていけない

凍った池

「キャンプ場での気温対策が不十分」というのも、初心者キャンパーにありがちです。

夏キャンプの日中は炎天下である一方、夜は思った以上に冷え込みます。冬キャンプの夜に至っては、防寒対策をしないと命の危機に瀕してしまうほどです。

普段、街で着るような服装でキャンプに行くと、体温調整ができず痛い目に遭うでしょう。自然に囲まれているキャンプ場は街の気温とは全く異なるため、しっかりと気温対策をしましょう。

夏キャンプの日中はタープで日差しを避けたり、サーキュレーターで涼んだりする。冬キャンプならカイロを貼る、冬用シュラフを使うなどの対策が必須です。

「暑さ・寒さ対策は大袈裟なくらいがちょうどいい」ということを、ぜひ覚えておいてください。

よう。

僕も体験したことがあります。真夏の炎天下にタープなしで過ごしたのは、完全にミスでした。

暑さで食欲も湧きませんでしたし、全身まっ黒に日焼けしました。夏の昼から飲むビールは最高に美味しかったですが、我慢できずテントの日陰に逃げ込んだ失敗談。さすがに学習して次のキャンプではタープを用意したところ、快適すぎて感動した記憶があります。

ランタンが足りずサイトが暗い

暗いキャンプサイト

「ランタンが少なくて全然明るくない」ということも、キャンプ初心者がやりがちな失敗です。

「ランタンは1つあれば十分でしょ」と油断していると、暗闇のなか過ごすハメになるかもしれません。

よう。

僕も準備不足で、スマホのライトで照らしながらキャンプの夜を過ごした経験があります。

サイト全体の照明としてのランタンと手元を照らす用のランタン、最低でも光源が2つあると安心します。

そして、ランタンにもいくつか種類があるので、用途にあったものを選びましょう。それぞれの特徴と選び方を解説した記事もあるので、参考にしてみてください。

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なかなか寝付けない

寝れなくてテントに明かりを着ける

家とは違う環境で慣れないキャンプの夜。キャンプ初心者だと自然の音や気温、睡眠環境などが原因で「寝付けない」ということがあります。

夏は熱中症の危険があるほど暑く、冬は凍えるほど寒い。キャンプの夜は対策をしないと眠りにつくのは難しいかもしれません。

神経質な人だと「風の音や外の明かりなどが気になって、気づいたら寝不足な状態で朝に……」なんてことも。

次の日を元気よく迎えるためにも、キャンプで快眠できるように対策をしておきましょう。キャンプで寝れない原因とそれぞれの対策をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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マナーが分からず周りに迷惑をかけてしまう

キャンプの夜に談笑

非日常的な体験に浮かれて、ついつい騒いでしまうことも初心者にありがちです。しかし、キャンプにもマナーが存在しており、守らないとほかのキャンパーに迷惑をかけてしまいます。

くれぐれも夜遅くまで騒いだり、ゴミを放置して帰ったりしないようにお願いします。

よう。

お恥ずかしい話ですが「消灯時間を過ぎても、静かにしてれば起きてていいんでしょ」と思っていました。

キャンプ初心者で分からないことも多いかと思いますが、利用者みんなが楽しめるようにマナーやルールは守りましょう。キャンプのマナーについても解説しているので、キャンプをする前に読んでいただけると嬉しい限りです。

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まとめ

今回は、キャンプ初心者がやりがちな失敗・あるあるを、僕の実体験と一緒に紹介しました。いかがだったでしょうか。

キャンプ初心者がやりがちな失敗・あるある
  • キャンプギアの忘れ物をする
  • 予定時刻を過ぎてキャンプ場に到着する
  • テントやタープの設営に苦戦する
  • 火起こしができない
  • キャンプ飯を作りすぎて残してしまう
  • キャンプ場の気温の変化についていけない
  • ランタンが足りずサイトが暗い
  • なかなか寝付けない
  • マナーが分からず周りに迷惑をかけてしまう
よう。

僕と同じような失敗談を持っている人もいるのではないでしょうか?

誰でも最初は慣れないことをすると、ミスをしてしまうものです。はじめから完璧な人なんてこの世には存在しないのでどんどん失敗して、そこから学びを得ていきましょう。

誰でも最初は慣れないことをすると、ミスをしてしまうものです。はじめから完璧な人なんてこの世には存在しないのでどんどん失敗して、そこから学びを得ていきましょう。失敗も含めてキャンプを楽しんでくださいね。

せっかくやってみたキャンプが、失敗やミスばかりで嫌な思い出にならないためにも、多くの人に読んでもらえれば嬉しい限りです。

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この記事を書いた人

1996年生まれ。都内IT企業に勤務の会社員。2021年から本格的にキャンプを始めて、オンシーズンは月に1回のペースでキャンプをしている。地元でキャンプ場を作るのが将来の目標。趣味は旅行・音楽・グルメ・サウナ・ウイスキーなど。

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